【ながさきプレス連載│ジモト文具通信オマケバナシvol.1】

こんにちは、みやざきです♛

ながさきプレスさんでの連載がいよいよスタートしました✨
これから隔月で石丸文行堂のさまざまな取り組みをご紹介していきます(^^)
よろしくお願いいたします◎

 

そしてこちらのページ「ジモト文具通信オマケバナシ」では、記事に書ききれなかったディープなあれこれをご紹介したいと思います。
ぜひ雑誌と合わせてご覧いただけると嬉しいです。

vol.1「長崎美景」のハナシ

実はわたし、10月くらいからそわそわそわそわしていました。
というのも石丸文行堂初の試みとなる「雑誌での連載」…そのお話が決まったのが、ちょうどその頃だったのです。

しかも、今人気&話題の文具をご紹介します~という内容ではなく、わたしたち「石丸文行堂」独自の取り組みをご紹介していただきたい。という…。

わたしたちは、さまざまな文房具や雑貨の販売のほか、オリジナル商品も手がけています。
その中でも、長崎の魅力を詰め込んだペンとインクのシリーズ「長崎美景(ながさきびけい)」やカクテルをテーマに作ったインク「カラーバーインク」、ボールペンやミニレターセットなど、身近な文具に長崎名所のイラストを入れた「長崎ご当地文房具」などに力を入れています。

連載第一回目となる12月号では、「長崎美景」を選びました。
≫長崎美景とは?

「万年筆」と「インク」。
文具業界では大本命のジャンルと言えど、まだまだ謎に包まれた世界…。

カクノやかわいいデザインの万年筆の登場で、以前と比べるとユーザーは増えてきて嬉しいばかり。
ですが、「万年筆使ってるよ~」なんて言うと、驚かれる方もまだまだ多いのではないでしょうか?

それでも、一番にご紹介したかった「長崎美景」。
なぜか…それは「長崎美景」というブランドに、わたしたち石丸文行堂のふたつの願いがこめられているからなのです。

「長崎美景」はこうして生まれました

インク…左から 壱岐ブルーエメラルド/ランタンバーミリオン/藤山マリアージュパープル/長崎ピースブルー2,000円+税
ペン…手前から ランタンシャイニーバーミリオン/グラバーフォレストローズ/稲佐山ナイトブルー(完売)/教会スカイミント(完売)/白木峰グレースピンク(コンバーター付きガラスペン)17,000円+税から~

こちらは、いままでリリースしてきた限定万年筆たちです。
ちなみに一番手前の華やかな朱色の万年筆が、11月8日に発売したばかりの最新作「ランタンシャイニーバーミリオン」。
キラキラしたラメに、ランタンの灯りを思わせるカラーリング、ペン先のランタンのイラストがポイントです◎

わたしみやざきが、初めてランタンが彩る長崎の街を見たのは、約6年前のこと。
当時結婚を機に長崎に引っ越してきてすぐで、路面電車やひっきりなしに通るバスなど、生まれ育ったまちにはない様子に戸惑う毎日でした。

誘われて市街地に出かけると、そこは春節祭のお祝い真っ只中。
華やかで美しい街の様子、たくさんのオブジェや媽祖行列などの中国色豊かな催し物…まるで、自分が異国にワープしたように感じたほどでした。

美しい景色、そして感動は、くっきりとわたしの心に刻み込まれました。

そして時は流れて数年後…わたしは石丸文行堂の万年筆コーナーにいました。
日々万年筆の楽しさや奥深さを勉強し、お客様一人一人にフィットした万年筆やインクをご提案する…とても充実した毎日を過ごす中で、ある思いが心の中に芽生えてきたのです。

世の中にある数えきれないほどの万年筆やインク。
誰かが作ったものではなく、「石丸文行堂」がお客様へ自信をもっておすすめできる「ベストワン」の万年筆とインクを、今も忘れられない、あの美しい長崎の景色たちをテーマに作りたい。

そして頭の中に、大浦天主堂と稲佐山を万年筆にデザインしたイメージが浮かび上がってきました。

それはまさに「長崎美景」が産声をあげた瞬間でした。

長崎美景で手書きを楽しもう

万年筆で書く文字って、なんだか不思議な力が込められているような気がします。

ボールペンともサインペンとも違う書き味は、書けば書くほど、なんだか世界と自分の心の境界線が内側からやわらかく膨らんでゆくような…かさつき固まっていた心が、大きく深呼吸して隅々まで酸素がいきわたっていく…そんな風に感じるのです。

言葉で表現すると難しいですが、万年筆を手に書いてみれば、きっと同じように感じていただけるのではないでしょうか?(あくまでわたしみやざきの主観ですが…)

手書きって、ほんとうに楽しくて、人生を二倍三倍に豊かにしてくれるものだと考えています。
そんな素晴らしい時間を、「長崎美景」のペンとインクで過ごしていただけたら…手書きと長崎を結び付けて、どちらももっと大好きになってほしい…
少し贅沢かもしれませんが、それがわたしたちの願いです。


と、オマケバナシが思いのほか長くなってしまいました!
次号は2月号を予定しています。お次はどんなテーマでしょうか?「こんなことが知りたい」などのリクエストがあれば、ぜひツイッターなどで教えてくださいね◎

ここまで読んでいただき、ほんとうにありがとうございました(^^)